台湾ing >
阿里山
阿里山森林遊楽区
阿里山にはめずらしい桧の原生林をはじめ、森林資源が豊富です。しかも、高度の関係で、熱帯、亜熱帯、温帯、寒帯と四つの異なった地帯の植物が観察できます。平地から海抜800メートル、独立山一帯までは龍眼、杉、麻竹、桂竹などの熱帯樹木が、独立山から海抜1,800メートルの屏遮那にかけてはクヌギ、楠のほか、奮起湖と十字路一帯には柳杉などの亜熱帯植物が屏遮那から海抜3,000メートルまででは阿里山五木といわれる鉄杉、台湾扁柏、華山松、台湾杉、紅桧といった温帯植物が海抜3,000メートル以上から3,500メートルの間では台湾冷杉を中心とした寒帯樹木が分布しています。
1899年、日本人が阿里山の森林を発見して以来、この地域は重要な林場として開拓されてきました。しかし、台湾が中華民国政府に帰属してからは森林の伐採は禁止され、森林レジャー区として開発が行われてきました。毎年3月から4月にかけて、満開の桜が美しい花の海を創り出すほか、森林の小道ではチメドリ、ウグイス、シジュウカラ、ツグミなどの小鳥のさえずりが聞こえてきます(阿里山は中低海抜鳥類が多く、台湾十大バードウオッチング地点のひとつ)。また、森林遊楽区にはさまざまな形をした樹齢千年を超える老樹や姐妹潭などの観賞スポットもあります。
阿里山森林遊楽区は、一周約4キロメートルの林間散策コースです。2時間程度で廻ることが出来ます。歩道が整備され、見どころが豊富にあります。祝山での日の出を見た後に散策する人が多いです。
姉妹潭(姉潭):小さな池の中に東屋があり、朝靄にさす日光が幻想的な雰囲気をかもし出します。
近くには、妹潭があります。許されぬ恋のため姉妹がこの池のほとりで自らの命を絶ったという伝説があります。姉妹で一人の男性を好きになった話です。
受鎮宮:道教の神である玄天上帝を祀る廟です。受鎮宮の向かいには、小学校があり、朝の時間ならば朝礼や体操を見ることが出来ます。
巨木散歩道:巨木が立ち並ぶ中に木道が整備されています。人間が踏み荒らさないように配慮をしたものです。木道沿いの木々には、樹齢・太さなどを表示した看板があります。近くには、神木がありましたが、落雷で倒れてしまいました。線路の影響や人間の影響も考えられ、巨木散歩道建設の切っ掛けになりました。神木の残骸は、今でも残っています。->
現在の神木の写真
樹霊塔:大量に伐採された木々の霊を祀るために、日本統治時代の1936年(昭和11年)に作られた塔です。近くには、阿里山開発に功績の有った琴山博士の記念碑があります。
三代木:三世代の紅檜が折り重なっている不思議な木です。第一代は、樹齢一万年以上。第二代は、約3000年。第三代は、樹齢90年と言われています。一見枯れているような第一代も生きていると言われています。しかし、どう見ても朽ち果てていますが。。。
象鼻木:三代木の近くにあります。象の鼻のような形の根が特徴です。
千歳檜:日本統治時代は「万歳檜」と呼ばれていました。幹の両脇から上に伸びた枝振りが万歳をしているように見えたからです。しかしながら、樹齢が一万年に達していないという理由で台湾独立後は千歳檜と呼ばれるようになりました。
ハート型の根を持つ木です。地元では「永結同心」の名があり、ここで祈ると恋愛が成就するらしいです。アベックに人気の場所です。
老樹頭:日本統治時代に伐採された老木の切り株です。阿里山で最も古い木の一つであったと考えられています。
ページ先頭(阿里山:森林遊楽区)へもどる。
Copyright © 2005-2020 Taiwaning. all rights reserved.