たぶん私は、衛兵交代式オタクです。色々な国へ旅行して、衛兵交代式があると聞けば必ず見に行きます。そんな私がお薦めするのが、台北の衛兵交代式です。理由は二つ。一つ目はアクションが良いからで、銃剣つきの銃をくるくる回したりします。二つ目は、台北市内で三ケ所(忠烈祠・
中正紀念堂・
国父紀念館)で衛兵交代式を見られるからです。一つの都市で複数箇所の衛兵交代式が見られるのは他の場所では聞いたことがありません。交代式のセレモニーのやり方もそれぞれ異なっています。
2007年2月の春節(旧正月)の期間中にツアーで忠烈祠を訪れました。HISのツアーで一日台北観光ツアーが無料でついたタイプです。無料なので、お茶屋さん・マッサージ店・免税店を連れまわされる過酷なものです。忠烈祠の衛兵交代式を見るので時間調整のため「先にお茶屋さん(大山茶芸教室)へ行きます〜」などと言われ、忠烈祠に到着したのは午前9時55分とまさに「ジャスト・イン・タイム」です。ちなみに衛兵交代式が始まるのは、毎正時です。10時25分まで帰ってくるように言われ解放されました。
時間がちょっとあるので、大門の写真を撮ったり衛兵と記念撮影をしました。9時58分に大門の裏手にある待機室のような小屋から
儀杖隊の5人の兵隊さんが出てきました。大門の下で、ゴニョゴニョして参道への
行進が始まりました。幅広の参道は、儀杖隊と観光客を分けるロープが張られているわけでもなく儀杖隊を先導する2名の係員が「さぁ、どいた どいた」といった感じで道をかき分け
儀杖隊が行進していきます。みんな自分なりの良い写真を撮ろうと少しでも前に出ますから、私も含めて観光客は迷惑な存在ですね。
参道で儀杖隊の追っかけをしながら、ふと大殿のほうに目をやると交代前に衛兵が銃剣をグルグル回し交代の準備?をしているようです。これも、撮らなきゃと思い大殿までダッシュしましたが到着した時には静止状態に戻っていました、残念。気を取り直して、
儀杖隊が山門をくぐる様子を見ることにしました。大殿前の階段を上り、正面に
整列し黙祷をし二人の
衛兵が交代します。10時11分、無事
交代を終えた儀杖隊は来た道を帰っていきました。それにしても大殿前は観光客で混雑していました・・・。
一連の交代式が終わり儀杖隊が帰っていくと同時に潮が引いたように観光客も消えたのですが、残された衛兵の方は台の上り直立不動の体勢に入るまで
黙々とセレモニーを続けていました。
山門を抜けた儀杖隊
忠烈祠での衛兵交代式の写真
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