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国立台湾博物館
国立台湾博物館 蒸気機関車
国立台湾博物館の正面を背にして、左側に蒸気機関車を展示した建物があります。中には入れません。台湾では、蒸気機関車(SL)のことを「老火車頭」と呼ぶらしいです。
写真では判りにくいですが、
左側が、台湾鉄道の第1号となった蒸気機関車「騰雲号」です。騰雲号は、1887年(清光緒13年)にドイツの Hohenzollern 社で同型の「御風号」とともに製造され、1891年に台北・基隆間に開業した鉄道に導入されました。1906年には、煤煙装置の設置・速度馬力の増強を目的とした修理が行われました。1924年に退役し、鉄道記念物として保存されました。
右側が、台湾鉄道第9号蒸気機関車です。騰雲号よりも古く、台湾最古の蒸気機関車です。1871年にイギリスの Avonside 社で製造され、1872年から1895年まで東京・新橋から横浜間の鉄道を走っていました。明治天皇の御召し列車を牽引した由緒正しい?蒸気機関車です。1901年に総督府鉄道部により日本から台湾へ運ばれ、第9号蒸気機関車と命名されました。1号から8号までは、清の時代に導入されたものです。
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