台湾新幹線
台湾新幹線 歴史
計画当初は欧州連合(フランス・ドイツ)が全ての契約を勝ち取りましたが、1998年6月3日のICEでの脱線事故(エシェデ事故)や1999年9月21日に発生した台湾大地震(集集地震=20世紀に台湾で発生した最大の地震)などで欧州システムの安全性が問われ、明確な対策を打ち出せなかったため再入札が行われ、日本の新幹線システム(車両・機械・電力)が採用されました。このため台湾新幹線は、日本・欧州の混在となりました。開業が大幅に遅れた一因。
歴史
1989年:新幹線構想が世に出る
1993年7月16日:立法院(日本の国会に相等)で高速鉄道建設案が通過(民間による建設)
1997年9月25日:台湾高鉄(欧州連合)が中華高鉄(日本連合)を破り優先交渉権を獲得、契約締結
1998年6月3日:ICE脱線事故(ドイツ・エシェデ近郊)
1999年4月5日:嘉義で着工式典
1999年9月21日:台湾大地震発生
1999年12月28日:日本連合が優先交渉権 逆転獲得
2000年3月1日:土木工程 着工
2003年1月23日:軌道工程 着工
2003年7月17日:レール敷設開始
2004年5月24日:700T型車両 高雄港に到着
2005年1月27日:台南から高雄間で初の試験運転(時速 30km/h)
2005年9月8日:工期の遅れにより、開業を2006年10月に延期すると発表
2005年10月29日:時速 300kmの試験運転成功(翌日には時速 315km 達成)
2006年10月5日:台北〜板橋の走行試験開始
2006年10月30日:左営車両基地で低速試験走行中の試験車両が安全装置の誤作動により 50cm 脱線
2006年11月24日:検測作業車が営業線内で脱線
2006年12月24日:交通部が最終監査結果を検討し、合格と判断
2006年12月26日:試験運転中にマグニチュード6.7の地震(2006年恆春地震)発生
2006年12月27日:交通部が台湾高鉄公司に営業許可
2007年1月5日:板橋〜左営、1日19往復で開業(試験営業)
2007年2月14日:台北〜板橋、上り台北行きのみ仮開業(春節期間中の特別措置)
2007年3月2日予定:全線(台北〜左営)開通・営業開始
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