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台湾新幹線
2004年10月に台湾を鉄道で一周した時に工事中の台湾新幹線を見て開業したら乗りに来ようと心に誓い、2年経ち開業しました。2004年当時は2005年10月31日開業予定とされていましたが、予想通り大幅に遅れ2007年1月5日に仮開業しました。
故宮博物館もちょうどリニューアルオープンしたので2007年2月に夢にまで見た?新幹線に乗りに行きました。
板橋駅のホームに入線する台湾新幹線
名称
台湾高速鉄道(台灣高速鐵路、Taiwan High Speed Rail)、略称は、台湾高鉄もしくは高鉄(高鐵)。日本では「台湾新幹線」が一般的な呼び方となっています。
路線と速度
台湾本島の西海岸を走っています。開業当初は、板橋駅から左営駅(高雄の北側)までの約320kmです。最高速度は、300km/h となっています。時間は約90分です。既存の在来線(自強号=特急)だと約4時間です。
特徴
計画当初は欧州連合(フランス・ドイツ)が全ての契約を勝ち取りましたが、1998年6月3日のICEでの脱線事故(エシェデ事故)や1999年9月21日に発生した台湾大地震(集集地震=20世紀に台湾で発生した最大の地震)などで欧州システムの安全性が問われ、明確な対策を打ち出せなかったため再入札が行われ、日本の新幹線システム(車両・機械・電力)が採用されました。このため台湾新幹線は、日本・欧州の混在となりました。開業が大幅に遅れた一因。 →
歴史
時刻表
当初の計画では台北駅から左営駅(高雄)までノンストップの列車が運行され最短90分でしたが、仮開業の段階では板橋駅から左営駅まで90分(台中駅で停車)となっています。現在、一日19往復です。 →
時刻表
料金(票価)
12両編成でビジネスクラス(商務車廂、1両のみ)とスタンダードクラス(標準車廂)があります。料金は、台北から左営(高雄)までの片道がビジネスクラスで 2440元(8900円、2007年2月21日の両替レート 3.65円/元で計算)、スタンダードクラスで1490元(5440円)となっています。 →
料金表
切符(乘車票)
切符は台湾新幹線のイメージカラーであるオレンジ色です。表面に漢字と英語で列車番号・座席・区間・料金などが記載されています。裏面は磁気テープと規則です。 →
切符の解説
自動券売機(自動售票機)
在来線の券売機と比べると雲泥の差です。切符の納入選択はタッチパネルの画面(英語の表示選択も可能)、紙幣やクレジットカード・キャッシュカードが使用できます。
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自動券売機の使用説明
駅(台北駅、板橋駅、桃園駅、新竹駅、台中駅、嘉義駅、台南駅、左営駅)
台湾の鉄道駅は、「火車站(フオツァーザン)」「車站(ツァーザン)」などと呼ばれています。在来線の鉄道駅と区別するため、新幹線の駅は「高鉄站」と呼ばれているようです。新幹線のルートが在来線と離れた場所を走っているため多くの駅は、開業にあわせて新しく建てられました。というわけで、基本的に市街市から離れアクセスが不便な場所にあります。
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台湾新幹線の駅
車内(車廂)
12両編成で全席指定席です。車内販売、ジュースの自動販売機、公衆電話があります。12両のうち1両がビジネスクラス(商務車廂、日本のグリーン車に相等)となっています。車内は全面禁煙です。 →
台湾新幹線の車内
パンフレット
開業したてのためか、乗車方法・料金などのパンフレットを駅の服務台(案内所)で配布していました。ほとんどは中国語版ですが、日本語のものも一つありました。服務員の女性に日本語で話しかけると、すかさず日本語の時刻表 兼 料金表のパンフレットを出してもらえました。
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台湾新幹線のパンフレット
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