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明石元二郎総督墓地鳥居


 明石元二郎(1864年生〜1919年:大正8年没、陸軍軍人)は、第7代台湾総督だった人です。総督在任中(1918年6月〜1919年10月)に、日月潭の水力発電所の工事着手、日本人と台湾人が均等に教育を受けられる法律改正、華南銀行を設立しました。一時帰国し大演習視察中の郷里・福岡でなくなりましたが、遺言により遺体は台湾に埋葬(台北にあった日本人墓地:三板橋墓地、現在のMRT淡水線・中山駅から近い林森公園内)されました。墓地は、戦後台湾に移り住んだ外省人達がバラック小屋を立て鳥居は小屋の柱に利用されていたそうです。近年(現在の総統である陳水扁氏の台北市長時代)、バラック街が取り壊され公園として整備されました。この時に墓地に埋葬されていた日本人の遺骨が掘り起こされ多くは、台中の宝覚禅寺(金色の大仏で有名)に埋葬されました。明石元二郎の遺骨は、楊基銓・劉秀華夫妻により台北県三芝郷福音山クリスチャン墓地に改装されました。
 写真に写っている二つの鳥居のうち、左側の大きいほうが明石元二郎総督の墓地に立っていた鳥居です。右側の小ぶりな鳥居は、乃木希典(いわゆる乃木大将、第3代台湾総督)の母親(乃木寿子、乃木の台湾着任に同行し台北でマラリアにより死亡)の墓に立っていた鳥居です。政治的な配慮があるらしく解説板はありませんでした。
 
明石元二郎総督墓地鳥居
 

 
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